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山菜きのこの保存や加工 「キノコの塩漬け」

  
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山菜きのこの保存や加工

キノコの塩漬け

天然品の山菜やキノコは「みちのく」では貴重な食料源でした。旬の時期に採取してそれを保存して 家族の食料として年を通じて利用されてきました。 保存するための冷蔵庫や冷凍庫のない時代には「塩漬け」が保存の主流でした。 その保存技術は伝承で伝えられた貴重なものもあります。               
   

 キノコの塩漬け・・そのT(アミタケ)

   
山菜きのこの保存や加工 ・・・1.キノコの虫出し洗浄・・・
天然のキノコには虫がついています。採取後すぐに水につけ塩やトウガラシを入れて 数時間(2〜8時間)おいてから洗浄します。キノコは 水につけることで丈夫になったり、ゴミがとりやすくなったりします。
山菜きのこの保存や加工 ・・・2.選別、調整・・・
水につけたキノコからゴミや石突を取り除きます。そのときキノコの状態を見て選別調整します。キノコの腐敗度合いは キノコの傘の裏面にその状態が現れます。ゴミが十分に取り除ききれないときはあたらしい水に取り替えて再度洗浄、選別を 繰り返します。
山菜きのこの保存や加工 ・・・3.煮る準備・・
選別調整が終えたら篭のようなものにあけて水を切り煮る準備をします。
山菜きのこの保存や加工 ・・・4.煮る・・
鍋に水を入れ沸騰させてからキノコをいれます。そのとき少々の塩を入れます。 キノコを入れて再度沸騰したら沸騰状態で1〜2分間おき火を止め、キノコを取り出してすぐに たっぷりな冷水に浸けます。
山菜きのこの保存や加工 ・・・5.冷水に浸けてる状態・・
たっぷりな冷水に浸け(30分〜1時間)あら熱がとれてキノコが冷めてきたら水から上げて 水切り(30分〜1時間)を行います。
山菜きのこの保存や加工 ・・・6.キノコを器に入れる・・
キノコを軽く手で絞って水を切り300gを器に入れて塩と絡めます。 (キノコ100gに対して塩は20%の20gを目安にいれます)この場合には キノコ300g、塩60gの割合となります。
山菜きのこの保存や加工 ・・・7.キノコと塩を絡めて袋に入れる・・
キノコと塩を絡めて袋に入れます。袋はホームセンターで一般的に販売されているものです。 (ハイパーボンド、#20 MO、11 袋サイズ200×300mmを使用)入れから 袋を密閉状態にし縛ります。
山菜きのこの保存や加工 ・・・8.袋詰めした状態・・
袋には油性のマジックで採取月日、品名、g数などを袋詰めする前に記入しておきます。
山菜きのこの保存や加工 ・・・9.容器の準備・・
袋詰めしたキノコを入れる容器を準備します。大きさはどの程度保存するかによって決まりますが 漬物たるには容量が記入されていますのでその20%程度を保存するキノコの量として選別します。 (例えば10kg程度キノコの保存を考えているのなら樽の容器大きさ○○×20%=保存キノコの量10kgで計算し50リットル用の 樽を準備します)今回は80リットルのものを準備しました。
山菜きのこの保存や加工 ・・・10.20%の塩水をつくる・・
樽を準備したら塩水をつくります。樽に樽の大きさの70%の水を入れます、この場合には80リットル×70%=56リットルとなります。 (計量は10リットルや20リットルの水タンクや4リットル焼酎ペットボトルを使うといいでしょう)そして塩を入れますが塩は水の量に対して20%を入れます。 この場合は56リットル×20%=11kg位となります。
山菜きのこの保存や加工 ・・・11.塩水をかき混ぜる・・
塩を入れたら水と塩をかき混ぜます。結構きつい塩水です。この状態での塩水は常温状態で放置しても腐敗や変色、カビの発生など 状態の変化はほとんど見られません。
山菜きのこの保存や加工 ・・・12.袋詰めしたキノコを塩水に入れます・・
このような塩水に袋詰めしたキノコを入れます。この塩水利用袋詰めのキノコ保存方法は、 いろんな種類のキノコや、量の多少にかかわらず、採取時期の違うキノコなどを 一様に同じ樽に入れて入れた月日に関係なく、いつでもは入れた翌日からでも利用が出来るとても便利な保存方法です。

 キノコの塩漬け・・その2(おおいちようタケ)

   
山菜きのこの保存や加工 キノコの虫出し
天然のキノコには虫がついています。採取後すぐに水につけて数時間おいてから洗浄します。キノコは 水につけることで丈夫になったり、ゴミがとりやすくなったりします。(山の人達は虫出しなんかせずに そのまま洗ってすぐ食べてしまいますが・・)
山菜きのこの保存や加工 鍋に入れます・・
虫だしをして洗ったキノコを鍋に入れます。(水も何も入れないでキノコだけを入れます)
山菜きのこの保存や加工 空炒り
鍋を火にかけてキノコがフツフツなるまで「空炒り」します。キノコの水分が鍋にしみだしてきます。
山菜きのこの保存や加工 ザルにあけます・・
フツフツしたキノコを鍋からザルにあけて、しみだした汁を流し、少し熱気をとります
山菜きのこの保存や加工 キノコに塩をからめる
キノコに塩をからめます

山菜きのこの保存や加工 器を用意して・・
漬込み樽を用意して下に塩を敷いて・・
山菜きのこの保存や加工 キノコを入れ・・
漬込み樽に塩をからめたキノコを入れ・・
山菜きのこの保存や加工 塩をふり・・
キノコの上からさっと塩をふります
山菜きのこの保存や加工 笹をかぶせて・・
熊笹をかぶせます。・・・こちらでは塩漬けには笹を敷く習わしです。殺菌の意味から?
山菜きのこの保存や加工 軽い重石をのせて・・
笹の上から蓋をして軽い重石をのせます。さらに後日採取したキノコもこの方法で順次重ねて塩漬けしていきます。 この方法は多くのキノコを漬け込むと食べたいキノコがだしにくいというのが欠点です。 ですからキノコの瓶詰めをするための予備的な塩漬け保存としています。キノコの量が さほど多くない場合には適しています。

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